Xに何を入れる?
昔はねえ、なんでもプラスチックでできていたんだよ。
飲み物を入れる容器も、机も、乗り物も。
他にもカミだったりアルミだったりガラスだったり様々な素材があったものだよ。
「ペットボトルってやつ? 教科書で見た!」
その頃はまだXが無かったから、ゴミに出して分別するなんて面倒なことしていたんだよ。
燃えるものと燃えないものとかね。
全部燃やしちゃうのにね。
「なんで燃やすの?埋めればいいじゃない?」
昔のものは土に帰らない素材でできていたんだよ。
だから埋め続けていたらいつか限度が来てしまうでしょう?
それにプラスチックは「セキユ」と言うものから作られていたから、もう無くなってしまった、2100年ごろから作られなくなったんだよ。
「なんで使い切ってしまったの?」
さあね。
地球の他にもセキユがあると思っていたのかもしれないね。
「Xがあって良かったね!」
そうだねえ。
Xはどんな形でも、どんな質感にもなれるし、食品にも工業用にも加工できるからねえ。
本当に、Xの無い世の中は大変そうだよ。