一行の世界。
この世界の自由を一行に託す。
時間は思ったより少ない。
文字の組み合わせが虹彩を通って視床下部、大脳、前頭前野、張り巡らされたシナプスを通り抜けていく。
そこに感動はあるか。
鍵は束ねられて錠前となる。新しい鍵をもって古い錠前は開けられていく。
なるべく鋭い、奥深くまで挿入できる鍵を作ろう。
Keyは強力な方がいい。
ユニークな鍵を作ろう。
時間を超えて重複しない方がいい。
鍵穴の一致しない鍵を作ろう。
いつかぴったりの鍵穴が見つかるから。
果たしてそれは無謀だろうか。
果たしてそれは無意味だろうか。
それは、必要だろうか。
すでに内在する心が指し示す未来。必然。
外から内側に入ってくるもの。偶然。
自由でありたいと泣く。
自由を奪いたいと泣く。
私の自由は、あなたの不自由。
鋭利なナイフの先端を歩くような温く冷たい物語。
最近、でもなくしばらく前から、予知夢を見る。
今日も予知夢で見た事が一つ実際にあり、ちょっと驚いた。
夢は、夢の中であるから現実ではないと切り分けて考えてきたのに、混濁する記憶の中で判別できていたのに、これからは夢で見た内容にももっと注意を払っておこうと思う。
過去に見た夢を思い出し、現実で起こっていないことに安心する。
あれは絶対やってはいけないし起こってはいけない。
泣いてしまう。
今日はなんか泣いてしまう。
胸が苦しい。
涙袋がいっぱいになり表面張力を保っている。
一方で落ち着かない気持ちが意識を後ろ斜め上に引っ張り上げてTPSの様に俯瞰している様な感覚になる。自分の後頭部を見ている様な怠さだ。
きっとこれから不安の大きな波が来ると思う。
その度に、少なくとも全力で戦っているんだ。
戦わない勝ち方も学んできた。
これからも不安感と付き合って生きていくしかない。
不安は無くならないのだから。
世界に一行だけ文章を残せるとしたら、何と残したいですか?
私達は、その一行を見つけるだけのために生きているのかもしれません。
今日はここまで。