Metamorphosis

躁鬱日常変化の定点観測

「外見と人格」サイコ 多重人格探偵

突然だが、髪色をアッシュブラウンに染めた。

本当はアッシュグレーがよかったのだけれど、一回の染色では綺麗に染まらないとのことで我慢した。次回はあの青みがかったグレーにしたいと思う。

 

外見が変わると鏡を見るたびに驚くことになる。

店員の接客も心なしか違うような気がするし、すれ違う女子学生は大きく距離をとってすれ違っていくように感じる。

要するに、見た目から発する危険度があがったのだと思う。

 

私自身は自分を(比較的)危険人物であると思っているので、外見がそれに伴っていると思えばいい。

私は第一印象は外見から優しい人、話しやすそうな人と見られる様で、勧誘や道を尋ねられる事が日常だった。それを変えたかった。

そういえば今日は、気やすく話しかけられる事もなくなった。

 

髪色一つ変えただけで、気持ちも幾許か大胆になり、レンタルビデオ店のAVコーナーに初めて入ってみたり、VAPEを買ってみたり、他にもいつもなら行かないような所に行き、手に取らないような本を読んで過ごした。

 

今日読んだのは「サイコ 多重人格探偵」の1巻。

主人公は解離性人格障害で犯罪歴があり、釈放後探偵をしつつ自身の謎を解き明かしていくと言うものであった。

作品の内容はネタバレの無いように伏せるが、猟奇的な表現や、残酷で美しい絵は、それまでに到達する工程を想像させて、そそる。

私の性的嗜好にグッときた。

 

しかし、私が直近で作ろうと思っていた小説の世界観と非常に酷似しており、嬉しくもあったが、その漫画の緻密さ、面白さと自身の小説の薄っぺらさを比較してしまい、ああ、私が到底到達することのできない世界だなと。本を持つ手が、あかぎれの様に痛く感じた。

 

 

ああ時間だ。

今日はここまで。