Metamorphosis

躁鬱日常変化の定点観測

思考実験:重力と過去「双方向性の過去」

宇宙の誕生から何億年も経っていると言われているのは、現時点で観測できる一番遠くの宇宙がそれほど遠いと言う事であるから、観測技術が高まれば、宇宙誕生はもっと古くなる。

観測者としての人類が存在するのも重力があるが故に、物体同士がくっついた結果重力ができ、地球を形成し、時が経ち人間が生まれた。

 

重力無くしてこの世の観測者はいない。

つまり、重力から一番遠い部分が過去であり、それは地球以外の場所においても言える。(これを「双方向性の過去」と呼ぶこととする)

例えば、A地点で観測した最も古い過去と、アンドロメダ星雲にあるB地点から見た最も古い過去はそれぞれ異なる。

A地点から見たB地点は過去であり、B地点から見たA地点も過去である。

 

科学的に言えば、観測、証明できないことは現実と言えないのだろうけど、論理上は過去は多面的な方向性を持つものとなる。観測点から見て360度過去だ。

 

過去とは距離なのか。または時間なのか。

距離、速さ、時間。

小学校で習った『きはじ』がここまで複雑だとは思いもしなかった。

 

では未来はどこからやってくるのか。

私はまだわからない。

未来についてはまた別の機会に検討しよう。